【W杯特集】2006年ドイツW杯を振り返る
前回2回に分けて、2002年日韓ワールドカップを振り返りました。
自国開催だったという事や、私が青春時代だったという事もあり、少々長くなってしまいました。
さて、今回は2002年から2年後の2006年ドイツワールドカップについて、当時の出来事と一緒に振り返ってみようと思います。
魔の10分間、日本代表に起きた悲劇
まず、2006年ドイツワールドカップ の日本代表は歴代最高といってもよいメンバーでした。
それは、2002年日韓大会で若手で中心メンバーだった稲本や小野、中田英寿らが中堅になり、
更に高原や中村俊輔などの実力者がメンバーが代表に加わり、親善試合で強豪国と対等な試合をしていたからです。
例えばイングランドに引き分けたり、当時、ネドヴェドやヤンコラー、バロシュなど最強の布陣でユーロを準優勝したチェコには勝ちました。
さらには、コンフェデレーションズカップでは
ブラジルに2-2で引き分けたり、ワールドカップ 前の親善試合でドイツ相手に2-2で引き分けたりで、国民の期待はとても高かったと思います。
そんな、日本代表が本大会で当たったのが、
オーストラリア、クロアチア、ブラジルでした。
当時、オーストラリアはAFCに加盟しておらずオセアニア代表での出場でした。
恐らく、多くの国民はオーストラリアとクロアチアに勝ち、ブラジルには負け、2位で決勝トーナメントに行けるのでは?!
と思ってた人はかなり多かったと思います。
そして、オーストラリア戦、日本は前半に中村俊輔のクロスが直接ゴールに吸い込まれ先制点を奪いました。
1-0とリードのまま後半39分に途中出場のケーヒルに同点ゴールを奪われると44分にも逆転ゴールを奪われました。
さらに、ロスタイムにも3点目を奪われて、1-3で日本は敗れました。
ジダンの報復行為で1発レッド
ジダンの報復行為で1発レッド
ドイツ大会の決勝戦は準決勝でドイツを破ったイタリアとポルドガルを破ったフランスとの戦いになりました。
今大会でジダンが現役引退を表明していただけに、全世界が注目する一戦になりました。
試合は序盤にフランスがPKを獲得し、ジダンが決めて先制しました。しかし、イタリアも直ぐにピルロのコーナーキックからマテラッツィがヘディングで押し込み同点に追いつきます。
そこから試合は膠着状態になり、延長戦に入ります。
そこで時間は起きました。延長後半5分、カメラがいきなり切り替わり、マテラッツィが倒れ込む所が写っていました。
正直テレビの画面では何が起きたのかわからず、多くの人が混乱したと思います。
そして、リプレイに切り替わり何事かと見ると、ジダンがマテラッツィに頭突きをしてではありませんか!
この行為によりジダンは1発退場。不本意な形でサッカー選手やわ引退するという形になりました。
ジダンが頭突きした理由は、マテラッツィがジダンの家族を侮辱したや、人種差別をしたなど色々憶測を呼んでいるが明確な答えはまだ出ていません。
とドイツ大会を振り返ってみました。
W杯まで残りわずかですが、日本の初戦コロンビア戦までには、日本が出場した残りのフランス、南アフリカ、ブラジル大会を書いていきます。
maha.